日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 皇帝つき女官は花嫁として望まれ中 2 / 佐槻奏多 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
「改めて結婚相手を選んでもらいたい」
前世、帝国の女性騎士だった記憶を持つオルウェン王国の男爵令嬢リーゼ。
彼女は、転生前から自分を求めてくれた次期皇帝候補シディスと結婚するために帝国へと向かうことに。
ところが、帝国についた途端、魔力を増幅する原初の光を持つリーゼとシディスの結婚に反対する者達が出てきたあげく、他の人との婚約を勧められてしまって!?
彼との結婚を邪魔されないように、さらなる戦闘能力を手に入れて、婚約解消を阻止してみせます!
秘密を抱える女官の転生婚約ラブコメディ第2弾!



【感想】
シディスの婚約者となり、帝国に“帰る”ことになったリーゼ。
当初は歓迎ムードだった皇族たちだったが、その身に『原初の光』が宿っていると知ると、それぞれ別の相手を伴侶とするべきだと主張し始め……。

王国で仮の婚約者となった2人が、帝国で認められた本当の婚約者になるまでのお話。
どんなに頑張っても前世のように魔法が使えないのはもどかしいが、新たな力(といっていいのか?)によって頼もしい戦力を得られて良かった。
しかも、頼りになるだけじゃなくて可愛いよ!
モフ可愛いは大事!!

モフと言えば、なんか自力でモフ化を獲得した人(嫉妬の力ってスゴいな…)やら、妙な扉を開けてモフライフを満喫してる人など、リーゼの周りがわくわく動物ランドになりつつあるような……。
そのうち“魔獣使いのリーゼ”なんて二つ名が付きそうだわ(笑)。

前世の家族に会うシーンはちょっと切なかったな。
いまはまだ伝えられないけど、いつかお兄さんにだけは自分が苦しまずに逝ったことや、こうして転生して幸せになったことを伝えられたらいいな、と思う。
シディスのカトラコレクションは……まぁ、処分するようだし何も言わないでおこう(笑)。