『 異世界食堂 5 / 犬塚惇平 』 ヒーロー文庫
【あらすじ】
オフィス街に程近い商店街の一角、
古い雑居ビルの地下一階にある『洋食のねこや』。
平日はサラリーマンが多く通うありふれた洋食屋は、
一週間に一度、土曜日にだけ「特別」なお店になる。
先代の頃より三十年間「向こう」の客を絶品料理でもてなしていた『異世界食堂』は、
『異世界料理のねこや』として新装開店する。
それは、店の主が変わった一つの区切りの証。
けれど、新たな看板を掲げて名前が変わっても、小さな食堂の営みは変わらない。
ちょっと変わった給仕とともに、訪れた人々に美味しい料理をふるまい続ける。
チリンチリン――。そうして今日もまた、土曜日に鐘が鳴る。
【感想】
ずっと気になって追っていた砂漠の国の王太子の恋。
異世界食堂がなかったら出会うことがなかったであろう2人がもうすぐ結婚か~と思うと、私まで嬉しくなった。
ねこやの扉と妹ちゃんに感謝だね!
『再び』の話も含め、以前出てきたキャラのその後が見られるのが楽しい。
ただ、話によって時系列が現代だったり過去だったりするので、読んでてたまに混乱した。
やっぱり人物紹介か相関図が欲しいなぁ。