『 やり直し悪役令嬢は、幼い弟(天使)を溺愛します / 軽井広 』 TOブックス
【あらすじ】
「お姉ちゃん……ぼくと一緒にいてくれる？」
かつて自身を処刑した弟フィルの一言に、公爵令嬢クレアは悶絶していたーー
なぜか12歳に逆戻りした彼女は後悔を胸に決意する。
今度こそ幼く可愛い天使を大事にします、二度と王妃なんて目指しません。
だから、手を繋いでお昼寝したり、一緒に厨房に忍び込んだり、この地味で穏やかな毎日が続きますように……、と。
だが、破滅する未来を回避するはずの“やり直し“人生が一変！
名門貴族の後継問題に、王国の内乱と激動の生涯が幕を開ける！
「弟さえいればいい」元闇落ち令嬢のリトライ・ファンタジー！
大幅加筆&番外編4本を豪華収録！
【感想】
婚約者である王太子の心を奪った聖女を殺そうとし、断罪され義弟に殺されたヒロイン。
意識を失い死んだはずが、気がつくと義弟と初めて出会った5年前に戻っていた。
今度は彼に殺されないよう、弟として彼を可愛がろうと決意するが……。
1巻目。
打算で手懐けようとしていたのに、弟の可愛さにノックアウトされ本気で甘やかすヒロイン(12歳)と、姉ではなく可愛い女の子として彼女に惹かれていく弟くん(10歳)。
王太子もヒロインを好きになりつつあるみたいだけど、どっちがヒーロー役になるんだろ？
いまのところ、前の時間軸を覚えているのはヒロインと聖女だけ……なのかなぁ。
なんか、他にもいそうな雰囲気だけど。
アリスの立ち位置というか正体というか……彼女にも何かがありそうで気になる。
(前のフィルの回想番外編の言動とかね)
前の時間軸で王妃がヒロインを嫌ってた理由には、正直「なんだそりゃ～！」と思ってしまった。
魔女云々よりも弟の扱いって……そんなん、貴族の家なら結構な割合であるのでは。
フィルだって実の家族からそういう扱い受けてたんだし。
まぁ、今回の関係が吉と出るか凶と出るかは次の学園編を見てからかな。
ソフィアも余計なことしないで、滅びるなら滅びるでほっとけばよかったのに……。
ヒロインが1人で色々背負わされて苦しまなければいいな、と思う。
