日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 転生悪役幼女は最恐パパの愛娘になりました / 桃城猫緒 』 ベリーズ文庫

【あらすじ】
5歳の誕生日に突然前世の記憶を取り戻したサマラ。
かつてプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたと気づく。
このまま16歳になれば断罪エンド確定。
破滅回避のためには世界最強の偉大な魔法使いである父・ディーを味方につけて守ってもらうしかない!
クールで人嫌いなパパの溺愛をゲットするため、サマラは今日もいい子で頑張ります!



【感想】
乙女ゲームの悪役令嬢(5歳)に転生したヒロイン。
16歳で死ぬという未来から逃れるべく、人嫌いなパパを味方につけようと奮闘するが……。

ゲーム本来のストーリーで死んでしまう悪役令嬢が哀れ。
0歳で母親にも父親にも捨てられ、誰からも愛を得られず、最期は父親が自分と同い年の少女とイチャつくのを見ながら死んでいくとか……ないわー。
転生後の世界のパパがチョロくて助かったよ…。

名前があるキャラが多い割に、彼らの活躍の場がほとんどなかったのが残念。
2人の王子がモブ扱いなのはいいとして、カレオには(市場以外でも)見せ場が欲しかったな~。
いつか、母親と本当の父親がヒロインの前に現れて……みたいな続編が出るようなら、その時はパパ&カレオのコンビでアクションバリバリな戦闘シーンを見られたらいいな、と思う。