日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 針子の乙女 / ゼロキ 』

【あらすじ】
前世の記憶を残したまま、技術貴族ヌイール家の子供に転生したユイ。
それから数年後、十五歳になったユイは「針子」としての能力がないと判断され、邪魔者扱いされていた。
そんな中、ユイはカロスティーラ・ロダンに「針子」として引き取られることに。
彼女は、地獄の日々から救ってくれたロダンへの感謝の気持ちを込めて、ヌイール家で見せなかった「加護縫い」と「精霊との対話」で匂い袋を制作する。
すると匂い袋を受け取ったロダンはそれが国宝クラスの代物であることに気がつき…。
針と蜘蛛と精霊で織りなす幻想的な異世界裁縫ファンタジー物語、始まります。


針子の乙女

針子の乙女

  • 作者:ゼロキ
  • 発売日: 2019/03/30
  • メディア: 単行本


【感想】
家族や使用人たちから虐げられ、1日中縫い仕事を強要されていたヒロイン。
前世の記憶を持ち、精霊と心を通わせ魔力を糸に込めて縫うことが出来る彼女は、そうとは知らない父親に針子として売られるように家から追い出されるが……。

コミカライズ版を少し読んで面白かったので、先の展開が知りたくて小説版を購入。
こちらは文章が独特なので、慣れるまではちょっと読みにくいかも。

最初は、ヒロインが作る服や加護縫いを通じて、様々なお客さんとの交流やそのエピソードを……という話になるのかと思っていたので、魔物とのバトル展開になった時はビックリした。
いい所で終わっているので早く2巻が出て欲しい。

年の差婚になりそうなヒロイン&前国王様だけど、アリアを生むためにはソウイウコトもするんだよねぇ……。
ロリ疑惑で前国王様が再起不能になる前に、ユイに2度目3度目の成長期が来ますように(笑)。