『 悪徳女王の心得 / 澪亜 』 カドカワBOOKS
【あらすじ】
前世の記憶を持つ王女・ルクセリアは、強すぎる魔力故に塔に幽閉される。
だが、侯爵家の裏切りによって両親を殺され、王位継承者として表舞台へ戻ることに。
お飾りの『人形姫』と呼ばれる陰で、ルクセリアは動き出す―有能な人材を確保し、前世の知識を元に政の仕組みを整え、腐ったこの国のあり方を変えるために。
これは何もかもを失った落ちこぼれの『人形姫』が、悪徳の女王と呼ばれるまでの物語。
【感想】
桁外れな魔力量と特殊な固有魔法のせいで、塔に幽閉されていた王女ヒロイン。
とは言っても幽閉は無理矢理ではなく、本人も望んでのこと。
塔での生活をそれなりに楽しんでいたが、両親の死により外の世界へ戻ることになり……。
うぅーん……なんか思ってたのと全然違った。
ひたすらヒロインらの考える国の在り方や政治についての講釈を聞いてる感じで、物語を読んだ気がしない(笑)。
両親の復讐を……とヒロインは言っているが、具体的にどうやって国王夫妻が殺されたのか。
また、それぞれの侯爵がどう関わりどんな罪を犯したのかが分からないので、ヒロインに同調できず置いてきぼり感が強かった。
『侯爵』とやらを本当に信じているのかは分からんが、こういう人がラスボスだったりするよね(笑)。
とりあえず、物語はまだまだ序盤……といったところでこの巻は終わり。
続きは……もういいかなぁ。。。