日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 邪魔者のようですが、王子の昼食は私が作るようです / 天の葉 』 メリッサ

【あらすじ】
幼馴染のソウンディク王子に話しかける少女。
その姿は、公爵令嬢ナターシャの前世の記憶を呼び起こした。
その上、彼女から投げかけられた言葉は――
「うわ。悪役令嬢」
それって私のことよね。
っていうかここは、乙女ゲーム?ロマンス小説?
一体どの作品の世界なの!?
大混乱のナターシャは婚約者であるソウのため、何とか身を引こうとするのだが……!?


邪魔者のようですが、王子の昼食は私が作るようです (メリッサ)

邪魔者のようですが、王子の昼食は私が作るようです (メリッサ)

  • 作者:天の葉
  • 発売日: 2020/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【感想】
国の英雄である将軍の娘×幼馴染の第1王子。

ある女生徒の「うわ。悪役令嬢」という呟きで前世を思い出したヒロイン。
しかし、ここがどんなゲームor物語の世界なのか分からず自分の行く末に不安を抱いたヒロインは、婚約者である第1王子から離れようと決意するが……。

料理が得意で毎日ヒーローにお弁当を作っているヒロインと、彼女を溺愛しているヒーロー。
上位貴族の娘と次期国王……のはずなんだけど、周囲も含め、口調や雰囲気が砕けすぎてて普通の学生同士にしか見えない。
特に王子は口が悪すぎて庶民のにーちゃんぽかった。
(外見は王子様だけどね)
その辺りと、西洋風の世界観にそぐわないあだ名が気にならなければ物語を楽しめると思う。
私は「ヨアニス→よっちゃん」「ナターシャ→ナーさん」呼びがどうにも気になってしまいダメだった……無念…。

早々にヒロインをベッドに連れ込み抱いてしまったヒーロー氏だが、一度ならず二度も三度も四度も……数えきれんくらいヤっちゃってるので、将軍が懸念する通り学生生活半ばでご懐妊になりそうな予感でいっぱいである。
まぁ、妊娠すれば当て馬皇子もさすがに諦めるとは思うが……王族とその婚約者が結婚前に身体の関係を頻繁に持って良いのだろうか。

2年生に進学したら、新ヒロインやら当て馬皇子やらがレギュラー入りして大変そうだなぁ~。
厄介さん同士で引っ付いてくれたら平和なのにね。