日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 公爵令嬢ティアレシアの復讐 ~悪魔に心、捧げます~ / 奏舞音 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
姉への復讐を遂げたティアレシア。
だが《預言者》なる人物により民衆は暴徒化し、その矛先はティアレシアにも!
彼女の盾となった従者のルディだったが、悪魔の力で治るはずの傷は一向に癒えず。
「俺にはもうお前の魂は奪えない」
悪魔との契約の真意を知った時、ティアレシアが選び取るものとは――!?
転生令嬢と悪魔による復讐劇、激動の第2弾!



【感想】
あらぬ罪で処刑され、復讐のため悪魔と契約し公爵令嬢に転生した元女王×ヒロインの従者として付き従う悪魔。

シリーズ2作目。
前作で前世の姉である現女王をその座から引きずり下ろし、復讐を遂げたヒロイン。
とはいっても、あんな処分じゃ生ぬるいよね……と私は不満だったんだけど、どうやら国民も同じことを思っていたようで、今回はそれを利用した暴動が発生。
蛇足かなぁ、という部分は多々あったけど、ヒロインとルディの関係がいい形で落ち着いたのでそこは満足。
1巻の感想で、ご都合主義でもいいから……と書いたことが実現したし、ヒロイン父による治世も安定してきたし、これでこのシリーズは終わりかな。

今回は、ヒロインへの愛を自覚したルディが吹っ切れて開き直っているので、糖度は前回よりも高め。
立場は変わったけど元々デキる男だし、もう1~2年もすればヒロインを迎えに来そうだなぁ。
パパ(国王)、式の時に号泣しそう……。