日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 箱をあけよう メイの異世界見聞録 / ひろりん 』 文芸社文庫NEO

【あらすじ】
神社で働く22歳の芽衣子は、ある日、妙な男に赤い玉手箱を渡される。
軽い気持ちで箱を開けると、なんとそこは海の上!?
男ばかりの商船に助けられた芽衣子は、メイと名乗り少年のふりをして船で働き始める。
雑用係としての仕事、無人島の幽霊事件、お祭りの船競争、そしてイケメンのレヴィ船長にドキドキ!?
メイの異世界での毎日は大忙し。
5つの宝玉を探して元の世界に帰れる日は来るの?



【感想】
職場(神社)で見知らぬ男に“箱”をもらったヒロイン。
その箱を開け…気がつくと、何故かこたつ板に乗り海で漂流していて……。

1巻目。
たまに他の人視点もあるけど、ほぼヒロイン視点の語りで進むお話。
言葉が通じない状態で異世界に放り込まれたヒロインが、ちょっとずつ言葉を覚えて商船で下働きの仕事を覚えて……と前向きに頑張っていく。
言葉ペラペラより、片言で話してる時の方が可愛かった。
ただ、ネーミングセンスは壊滅的……。
セイレーンにつけた名前が『照(てる)』ってとこでズッコケてしまったよ。
彼女の言動が実年齢よりも幼いのは何か理由があるのかなぁ。
彼女の過去についてほとんど描写がないので、その辺りも気になる。

それにしても、イケメン無罪とはいえヒロインにキスしまくりの船長は何考えてんだろうなー。
野性味のあるイケメンは大歓迎だけど、この1巻内なら極寒男から過保護なおにーちゃんにジョブチェンジした副船長の方が好きかもしれない。
もし続きも文庫化するなら、あと1~2冊くらい読んでみようかな。