『 妹ばかり可愛がられた伯爵令嬢、妹の身代わりにされ残虐非道な冷血公爵の嫁となる 2 / 赤村咲 』 レジーナブックス
【あらすじ】
残虐非道と噂されるビスハイル公爵のもとへ妹の身代わりとして嫁ぐことになった、伯爵令嬢のアネッサ。
最愛の妹が家族のせいで危機に陥っていると知り、噂ほど怖くはない公爵に助けを求めることにしたのだけれど……。
なんとすべての元凶である父親が、どういうわけか、妹を連れて公爵邸に押しかけてきてしまった！
傍若無人な振る舞いの父親と、みるみる衰弱していく妹。
心を痛めるアネッサだったが、父親はさらなる騒動を巻き起こし――
最後の波乱の先には、最高のハッピーエンドが待っている！？
ネットで大人気の恋愛ファンタジー、堂々の最終巻！
【感想】
ヒロインの“嘘”に我を忘れ怒り狂うヒーローと、ようやく和解(？)したヒロイン。
しかし、衰弱した妹を連れたヒロイン父が、前触れもなく公爵邸に乗り込んできて……。
いやー、めっちゃ血みどろな話だったわー。
レジーナでヒロインがここまで血まみれなのって初めて読んだかも。
『身代わり』や『想い人』への誤解が解けてもなかなか甘い雰囲気にはならず、むしろ、いつヒーローの理性が魔族としての欲望に負けてヒロインが犠牲になるのかとハラハラし通しだった。
魔力暴走後のお屋敷は、損壊箇所を修復っていうより、建て直し案件な気がする。
梁が歪んだり柱とかにもヒビが入ってそう…。
ヒロイン父はあれでいいとして(いいのか？)、母親と弟はまたうるさそうだなー。
ヒーローはこれから批判にさらされるだろうし、たとえ結婚しても皆に祝福されて……ってわけにはいかなそう…。
