日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悪役令嬢(予定)らしいけど、私はお菓子が食べたい ~ブロックスキルで穏やかな人生目指します~ / 佐槻奏多 』 オーバーラップノベルスf

【あらすじ】
「悪魔のような伯爵家」の令嬢として、周囲から疎まれているリネア。
彼女は誕生日の贈り物として、特別な聖花を使って作られた聖花菓子をプレゼントされる。
そのお菓子を食べた晩、リネアは悪役令嬢として投獄される悪夢を見てしまう。
その夢を不思議に思いながら学院へ通った翌日。
リネアは望んだものを自身に近づけない『ブロックスキル』に目覚めていた――!
そんなリネアの前に現れたのは、お菓子公爵と呼ばれる無類の甘い物好きな公爵、ラース。
彼によると、悪夢もスキルも聖花菓子のせいらしくて…?



【感想】
1巻目。

父親の悪評のせいで、自身も悪し様に罵られる伯爵令嬢ヒロイン。
学園では悪口を聞かされ、婚約者は他の女性を選び、父親からはいないもののように扱われ……と、ヒロインの境遇がツラい。

聖花菓子を食べたことで未来を知り、特殊なスキルを得たヒロインが、破滅の未来を回避すべく動き出す……というストーリー自体は嫌いじゃない。
ただ、いまのところ全体像は見えてないし、公爵が何を考えているのかよく分からんし、婚約者をうばった(?)召し使いとやらの思惑も不明なので、読後の満足感はあまりなかった。
とりあえず、続きが出たらもう1冊くらい読んで様子見かな……。

特典SSペーパーは、ヒロインが聖花を食べる話。
話自体はめちゃめちゃ短いんだけど、幼少期の記憶はもしかしたら後の展開に関わってくるのかもしれない……と、なんとなく思った。