『 異世界で聖女になった私、現実世界でも聖女チートで完全勝利！ / 四葉夕卜 』 Kラノベブックス
【あらすじ】
没落した名家の娘・平等院澪亜は「太っている」「貧乏」などと蔑まれ、酷いいじめを受けていた。
そんなある日、祖母の部屋の鏡から異世界へ転移。
そこで見つけた礼拝堂のピアノを弾き始めた澪亜の脳内に不思議な声が響く。
「――聖女へ転職しますか？」
「――はい」
その瞬間、身体は光に包まれ、澪亜は「聖女」へと転職する。
そこから人生は激変。
ダイエットに成功し、異世界でも現実世界でも持ち前の優しさと美しさで澪亜はあっという間に人気者に。
しかし、どれだけ「聖女さま万歳！」とチヤホヤされても、澪亜は感謝の心を忘れず、人助けに精を出していく。。
そんな澪亜につっかかるいじめっ子たちはいつしか勝手に自滅していき――。
チートスキルを手に入れた心優しきお嬢さまの無自覚系シンデレラストーリー！
【感想】
没落した名家の娘であるぽっちゃりヒロインは、両親の死後、祖母と2人で倹しい生活を送っていた。
学校ではそれをネタにイジメられ辛い日々を送っていたが、祖母が大切にしている鏡を通って異世界へ渡り『聖女』となったことで全てが変わってゆき……。
1巻目。
最初はぽっちゃりだけどすぐにスレンダー美人になるので、ぽっちゃり好きの私や読友さんの需要には応えられないお話(笑)。
まだ序盤という感じで、現実世界では自宅(そこそこボロ屋)と女学院、異世界では神殿のみとヒロインの行動範囲は狭い。
多分このあと、現実でモデルになったり異世界で王都まで行ったりするのかな？
常時無表情らしい宰相閣下が、ヒロインを前にどんな表情をするのか楽しみ。
あと、旅に出てるじーちゃん……じゃなくて、おじいさまと再会して、一旦日本に連れ帰って欲しいなーと思う。
ヒロインが使う魔法がなかなか謎で、担架になったりハンガーになったり……浄化魔法とは一体…ってなった(笑)。
いっそ田中さんに浄化魔法かけた方がいいんじゃないかなぁ。
それか、彼女のステータスを確認するとか。
あそこまで執拗にイジメてくるのは、何かある気がする……。
ちょっと気になったのが、66ページでヒロインが家賃の振込みを頼まれてたけど、179ページでは祖母が若い頃に買った持ち家になってるんだよね。
結局どっちが正しいのかしら。
本筋には関係ないんだけど気になってしまった。
