日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。 / 糸加 』 ツギクルブックス

【あらすじ】
聖女にしか育てられない『乙女の百合』を見事咲かせたエルヴィラに対して、若き王、アレキサンデルは突然、「お前が育てていた『乙女の百合』は偽物だった!この偽聖女め!」と言い放つ。
同時に婚約破棄が言い渡され、新しい聖女の補佐を命ぜられた。
偽聖女として飼い殺しにされるのは、まっぴらごめん。
隣国の皇太子に誘われて、エルヴィラは国外に逃亡することを決意。
一方、エルヴィラがいなくなった国内では、次々と災害が起こり――
逃亡した聖女と恋愛奥手な皇太子による異世界隣国ロマンスが、今はじまる!



【感想】
偽聖女のレッテルを貼られ、婚約破棄された公爵令嬢×ヒロインに想いを寄せていた隣国の皇太子。

聖女認定の場で、婚約者(国王)に偽物と罵られ婚約破棄されたヒロイン。
悲しみを隠し、その場を去ろうとしたヒロインに手を差し伸べたのは帝国の皇太子で……。

いや~、敵側が皆アホすぎてどうしようかと思ったわー。
聖女信仰で成り立つ国や神殿なのに、本物を追い出して偽物を擁立→その直後から異変が起こっても、その事に結びつけないで放置してるとか……。
まぁ、国王一派があんぽんたんなお陰で、ヒーローはヒロインをお持ち帰り出来たから、これでいいと言えばいいのか…?
ただ、ヒーローも後手後手に回っていいようにされてたからなぁ。
帝国や民のためにも、ヒロインを守るためにも、もっと頑張ってもらいたいと思う。

ところで、文中では『飾りのない白い』ドレスや『薄い灰色の飾りの少ない』ドレスとあるのに、挿絵のドレスはすべて表紙と同じドレス。
ということはずーっと紫のドレス。
なんで文章と違うドレス着てるんだろう。
ちゃんと合わせた絵にして欲しかったな~と少々残念な気持ちになった。