『 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。 / アーエル 』 レジーナブックス

【あらすじ】
平凡な日々を過ごしていたアラサーOL…のはずが、突然、異世界に「聖女」として召喚されてしまった！？
それなのに、呼び出した張本人である王子とやらには、「お前は聖女ではない」と一方的に決めつけられる始末。
すぐさま城から追い出された上に、元の世界には帰れないらしい。
そこで自分に「エア」と新しく名付け、冒険者として好き勝手に生きてやろうと決意して――
チートな魔法とスキルで人生を切り開く！
痛快冒険ファンタジー開幕！

私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。 (レジーナブックス)

【感想】
異世界に聖女として召喚された挙げ句、好みの容姿でなかったのか「お前は聖女ではない」と城から追い出されたヒロイン。
共に召喚されたもう1人の聖女の身を案じつつ、冒険者として生きることを決意するが……。

たぶん1巻目。
ある意味逆ハー状態だったが、主人公も周りの人々もほぼ女性のみというのが珍しかった。
周囲の人々が何故あそこまでヒロインにメロメロなのかは謎だが、あれも聖女補正かなんかだろうか。
そして、日本から持ち込んだスマホやPCに今後出番があるのかも気になる。

国王や第2王子、ダンジョン内で遭遇した貴族の末子等、ムカムカする連中は数人いたけど……貴族の子にあの処分はキツすぎない？
まだ少年だから、いまから徹底的に心を折って(←？)根性叩き直せば真人間になる可能性もあると思うんだけど……。
冒険者ギルドのバーで飲んでた連中への処遇も含め、極端な罰が多い印象だった。

ところで、そもそも第2王子は何で聖女を召喚したんだ？
実力でにーちゃんに勝てないから聖女を自分のオンナにして自慢しようとでも思ったのか？
もう1人の聖女が選んだ道が、哀しくてやるせない。
第2王子、なんか酷い目に遭って物理的にもげてしまいやがれ。