『 聖女にはなりたくないので森でまったり暮らします / 桐生ふーか 』 メリッサ文庫
【あらすじ】
聖女として異世界召喚された国は、聖女の体液で人々に恵みをもたらすところでした――
そんなとんでもない世界に呼び出されたノア。
私こそ聖女に相応しいと勝手についてきた腐れ縁の友人・ジュエラにその役目を譲り、自分は紹介された森の奥にある家で住み込みで働くことにするけれど、騎士団長のシエルに本当の聖女はノアではないかと怪しまれて…!?
聖女になりたくない少女のスローライフ・ラブファンタジー!
聖女にはなりたくないので森でまったり暮らします (メリッサ文庫)
- 作者:桐生 ふーか
- 発売日: 2020/04/30
- メディア: 文庫
【感想】
聖女として召喚された女子高生×異世界の神殿魔術騎士団長。
学校の帰り道、突如異世界へ召喚されたヒロイン。
強引についてきた腐れ縁の友人(?)が聖女は自分だと言い出し、ヒロインは見知らぬ世界で放り出される。
しかし、この世界の聖女は力を宿す“体液”を人々に与えるというとんでもない設定で……。
本の89%(←適当)がエロなお話だった。
ついてきた腐れ縁の子が、色情狂というかニンフォマニアというか……。
ヤることしか頭になくて、さらにヒステリックにわめきたてながらヒロインを貶めるので、彼女が出てくるたび不快になった。
君は本当に女子高生か……?
でも、彼女のおかげでヒロインは不特定多数に抱かれずに済んだので、そこだけは誉めてやろう。
ヒーローはなぁ。
エロ以外での活躍ってなんかあったっけ。
せっかく騎士団長設定があるんだし、戦闘とかでも活躍して欲しかったなぁ。
彼の幼馴染のヴァイスと、ヒロインがお世話になっているお婆さんはエロエロしい世界と無関係で、2人が私の癒し…というか清涼剤だった(笑)。
ペス(クー・シー)の存在や祭りで『妖精のお家』が売ってることから、この世界には妖精がいるっぽいけど、このお話では出てこなかった……よねぇ。
web版だとその辺も出てきて活躍したんだろうか。