日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 極道さんは甘えたがりなパパで愛妻家 / 佐倉温 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
正月に開かれる組の会合で佐知と史のお披露目が行われることになる。
だが関西の極道である椿の父・佐野原は堅気の佐知では賢吾を支えられないと反対する。
佐知に極道としての自分を見せることを恐れ、お披露目にも乗り気でなかった賢吾は怒りを露にするが、佐知は一緒に生きていくためには必要なことだと諭す。
「家族の試練だ」と笑い飛ばす佐知は、賢吾の愛によって強く成長していた。
佐知の“凄さ”が伝わらないことを歯がゆく思う賢吾だが、佐野原にも理由があるようで…?



【感想】
正月の東雲組の会合で佐知と史の御披露目をすることが決まり、乗り気でない賢吾はご機嫌斜め。
そして会合当日、椿の父である佐野原組の元組長が反対を表明し……。

シリーズ10作目。(スピンオフ除く)
極道さん、嫁姑戦争勃発の巻。
とはいっても、お相手は京香さんではなく傘下の組の元組長。
掃除の仕方に文句をつけるじーさん……いや、ホントそれじゃただの嫌味な姑では。
やりたいこと、それじゃないよね?(笑)

色々拗らせてるじーさんが素直になるのはまだ難しいだろうけど、まずは自分の息子との関係をなんとかして欲しいなぁ。
そっちの問題は何も解決していないので、今後長男氏が関わってくる話が出るのを待ちたい。

いまの賢吾しか知らないから極道でない賢吾なんて考えもしなかったけど、医者になった賢吾を想像すると……なかなかハマってて格好いいかも。
佐知&賢吾のイケメンドクターが診てくれる病院があったら、お嬢さんやおば様おばあ様方が殺到して大変そう(笑)。