日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 悪役令嬢は夜告鳥をめざす / さと 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
目覚めたら小説の悪役令嬢に転生していた元看護師のリーゼリット
医療水準が低いこの世界で出会い頭に王子の命を救ったはいいけど、彼の弟に気に入られて婚約者に…ってこんな展開、原作にあったっけ?
そこでふと記憶が蘇る――私が医療改善できないと戦争で婚約者をはじめ多くの命が失われることに!
ならば、前世の知識を活かしてみんなを救ってみせます!



【感想】
前世は看護師だった伯爵令嬢×ツンデレ第2王子。

前世を思い出したものの、自分がどの小説世界に転生したのか分からないヒロイン。
何かのヒントになれば…と街に出た途端、馬車の轢き逃げ現場に遭遇。
看護師知識をもとに轢かれた青年を助けたところ、後日思わぬところでその青年と彼の弟に再会し……。

ナンバリングはないけど1巻目。
自分がどの作品の悪役令嬢に転生したか分からないって、確かに普通はそうなるよね。
よっぽど思い入れのある作品ならともかく、普通はそうすぐに思い出せないと思う。
(私の場合、50どころか何百冊読んだことか…)

鈍ちんヒロインの婚約者になったツンデレ殿下が可愛くて、とにかくずっと愛でていたい。
特に、膝枕中にお腹のとこできゅってして、そのあと我に返って段々赤くなってくヒーローには私も天を仰ぎたくなったわ!
自分の気持ちをそっと花言葉に託しちゃう可愛いヒーローをこの先も愛でたいけど、このあとは戦争が始まったり疫病が流行ったりしちゃうのかしら。
ヒロインは、医療革命もツンデレ殿下が逃げないよう捕まえるのも、どっちも頑張って欲しい。

早く続きが読みたいので、続刊お待ちしています。