『 竜王陛下のもふもふお世話係 ～転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました～ / 三沢ケイ 』 ベリーズ文庫
【あらすじ】
ペットショップ店員だった前世の記憶を持つウサギ獣人のミレイナ。
ある日ウサギ姿で怪我をしたところを『白銀の悪魔』と呼ばれる隣国の竜王に拾われてしまう。
「食べられちゃう！」
――と震えていたけど、なんだかすっごく愛でられてる…？
家に帰るため脱走を試みるも失敗したミレイナは、今度は人間の姿で保護され、竜王の元でもふもふ魔獣たちのお世話係として働くことに。
怖いはずの竜王は、やっぱり甘く過保護で…！？
【感想】
ウサギ獣人×竜王。
前世(ペットショップ店員)の記憶を持つ獣人ヒロイン。
怪我を負いウサギ姿で気絶したところを隣国の竜王に拾われ、色々あって魔獣のお世話係に任命される。
毎日もふもふと戯れる中で、『白銀の悪魔』(ヒーロー)の優しさに気づき……。
いやー、ヒロインが可愛いかった～。
うさぎさんの時の「太ったら食べられる！」とぴるぴる怯えてるのも可愛いし、垂れ耳の獣人姿はもちろん、耳を引っ込めた人型で人参に歓喜するところも、みんなみんな可愛かった。
正体が分かったあとも、ヒーローのお膝で鼻をぴすぴすさせながら人参をかじって欲しい。
一応、意地悪なメイドは出てくるものの、ちょっと悪口を言ってくる位でたいした被害はナシ。
ヒロインを目の敵にしてた子の要領のよさには笑ったけど。
うまく逃げたよね、あの子(笑)。
全体的な話は面白かったんだけど、終わり方がふんわりしてて決定的な約束をしてないのが個人的にはちょっと物足りないかな～。
ちゃんと収まるところに収まった上での魔獣係再雇用を希望します！
陛下、頑張って！！
