日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 裏世界ピクニック 3 ヤマノケハイ / 宮澤伊織 』 ハヤカワ文庫JA

【あらすじ】
季節は秋。
DS研でコトリバコの呪いを辛くも退けた空魚と鳥子は裏世界探検の日々へと復帰する。
お弁当と農機を持ち込んで異界の草原をのんびり走ったり、大学の後輩が持ち込んだ悩み事の解決に奔走したり、認知科学者・小桜の屋敷に入り浸ったり――そこには常に、怪異たちと閏間冴月の影もあって――そしてふたりを襲う、最大の脅威“ウルミルナ”とは?
表に出せない感情同士が激突する女子たちのサバイバル、第3巻!



【感想】
メインタイトル通り、いよいよ裏世界でピクニック決行か!?と思ったら、やっぱりそんなほのぼの展開にはならなかった。
いや、むしろ弁当持って行こうぜ~な軽いノリであっちに行ける神経がすごいわ。
下手すりゃ死のピクニックだよ。
恐怖耐性が小桜寄りの私にとっては、何度も怖い目に遭ってるのに平然とまた向こう側に行く2人が理解出来ない……。

カラテカの「似てる」発言で、空魚と冴月に何らかの繋がり(平行世界とか、ずれた時間軸での同一人物とか)があるのでは?と一瞬思ったけど、身長問題もあるしやっぱり違うか。
どんどん異形化する冴月を見てると、なんとなく某漫画の白面のアレを思い出す。
異能を手に入れた『冴月教』信者が今後も増殖していきそうで怖い。
冴月(=裏世界?)の狙いは何なんだろうね。
向こうとこっちの同化とかなのかなぁ……。


f:id:watasemi:20210724231829j:plain
 ↑ サイン本でした ↑