『 霊視刑事夕雨子 2 雨空の鎮魂歌 / 青柳碧人 』 講談社文庫
【あらすじ】
彷徨う霊の声を聴く夕雨子と、姉御肌な破天荒刑事野島。
素直に真相を語らない霊と、時には協力、時には反発しながら、中野署の名物コンビは霊視と推理で難事件に挑む。
ある日、野島が左遷されるきっかけとなった因縁の事件の関係者が行方不明となり。
驚きと癒しが共存するヒーリング刑事シリーズ第二弾！
【感想】
霊が視える女刑事と抜群の勘と推理で事件を解明する女刑事とのバディもの、第2弾。
野島が追っていた事件のひとつ、バンドメンバーの連続殺人事件が解決する巻。
事件の真相や真犯人よりも、あの人の殉職の方がびっくりした。
最後に霊となって出てきたけど、青山の事件を解決するまで成仏はナシかしら。
夕雨子が刑事になった理由の、公佳ちゃんの事件もそろそろ動いて欲しいなぁ。
(そもそも夕雨子は、ストールを外してあの山に行ったりしてるんだろうか)
今回出てきた霊の中では、ダントツでクウタが好き。
野島提案の会議の盗聴手段＝霊を捜査会議に潜入させて、内容を報告させる……が斬新すぎて(笑)。
クウタみたいなノリのいい霊が他にもいたら、かなり強力な捜査手法になりそうだよね～。
壁もセキュリティも関係ないし。
ラスト4行目の爆弾発言で、3巻発売がいまから待ち遠しい。
早く出ないと忘れちゃう(>_<)
