『 警視庁SM班 I シークレット・ミッション / 富樫倫太郎 』 角川文庫
【あらすじ】
警視庁捜査一課内に新設された強行犯特殊捜査班、通称「SM班」。
そこは、優秀だが組織に馴染めない事情を抱えた者たちが集められた部署だった。
異例ずくめの経歴を持つ6人は、配属初日から猟奇的な事件の捜査を命じられる。
それは行方不明の女子大生の耳と指が、売買のために運搬されていたというものだった。
メンバーは独自の能力を活かし、真相に迫るが―。
型破りなチームが異常快楽殺人犯に挑む警察小説新シリーズ!
- 作者:富樫 倫太郎
- 発売日: 2020/03/24
- メディア: 文庫
【感想】
各部署から弾かれた変わり者たちを一ヵ所に集めた、警視庁捜査一課の『SM班』。
SMってなんぞや……と思ったらSECRET MISSIONのことらしい。
名付けた刑事部長は若干厨二脳ではなかろうか(笑)。
SROシリーズは未読だが、特に不便もなく読めた。
どのメンバーも何かしら問題がありそうだけど、今回はとにかく糸居がウザい(笑)。
シリーズが進めばあの騒々しい脳筋に慣れるかなぁ……。
美しい女性を拐っては、人体パーツを切り取って売り捌く犯人たち。
生きた状態で愛でるのではなく、魅力を感じる部位だけを欲しがる客たちが気持ち悪い。
最後の方は駆け足気味だった気もするが、とりあえずSM班のメンバー紹介回終了……といったところか。
来月、2巻が発売予定。
佐藤さん以外も活躍するかな~?