日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。6 / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
ついにエルゼヴェルト公爵と相まみえたアルティリエ。
だが、父の口から語られた衝撃の内容と、無理を言って戦の最前線まで来たにもかかわらず何もできない無力な自分に打ちのめされてしまう。
しかし、どんな時でも妻を信じ、慈しみ、陰で支える夫ナディル陛下によって、アルティリエは大きな壁を乗り越えることに。
感涙必至の王国騒乱編、大団円!!



【感想】
長かった王都騒乱編の完結巻。
あとがきに「この巻をもって大団円を迎えることができました」って書かれていて、もしやシリーズ自体が完結ってことか…?とちょっとドキドキ。
家族の問題は片付いたけど地下遺跡の謎は残っているので、その辺の謎解きをもう少し見たいな~。
アルティリエの身代わりどころか、スペアキーになっちゃったっぽいレスタークの振り回されっぷり……じゃなくて、活躍する姿とかね!(笑)

エルゼヴェルト公爵視点で過去を振り返るシーンがあり、エフィニアに対する彼の気持ちが描かれてはいたが……正直、は?何勝手なこと言ってんの??とイラッ&ムカッとしてしまったよ。
なに甘えたこと言ってんだか。
似た立場からスタートしても真逆の道を歩み、アルティリエと愛し愛される関係を築いたナディルの爪の垢……なんて無さそうだから、髪の先でも煎じて飲ませたいわ。

そういや、ナディアが足止めした帝国の姫は結局どうなったんだろう。
続編が出るなら、その辺を足掛かりに帝国を攻略していくのかな~?

『身代わり聖女は、皇帝陛下の求婚にうなづかない』に封入されていた特典交換SSペーパーは、献上された“奉祝絵画”に関するナディル視点のお話。
あと、今回のカバー下は主人公夫妻とエルゼヴェルトの家系図でした。