日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 身代わり聖女は、宰相閣下の懇願にうなづかない / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
宰相閣下の義妹の身代わりとして帝国にやってきた派遣聖女のグレスだが、役目を終えたと思ったところでうっかり誘拐されてしまう!!
そこでグレスは、自分に取り憑いている幽霊令嬢ビビの死の真相と、己の過去の記憶と向き合うことに。
一方、グレスがいなくなったと知った宰相と皇帝陛下は、行方を捜すとともに彼女が“本物”ではないかと推測し…!?



【感想】
シリーズ2作目。
ヒロインが夜会で宰相閣下の義妹役を演じた数日後からスタート。

ビビの過去を調べたり、うっかり拐われたり、失くした記憶が甦ったり……と色々あったけど、前皇帝の中にあった黒いのが今は現皇帝の中にありそうで怖い。
(魔法が効きにくいのとかに関係してそう)
あの黒いのの正体や、ラドフィア聖教の帝国進出で暴れそうな精霊教会や、ビビの心残り&転生前の話とか……その辺りを知りたいので、続きをお待ちしております。

ヒロインが絡むと冷静ではいられなくなるお義兄様が、料理を始めた理由を語るシーンがよかったな。
虫はねー、ギョッとするよねー。
プリン作ってるとこ、物陰からそっと観察したい(笑)。

まぁ、まだまだ人間関係は落ち着かないみたいだけど、お義兄様がツルツルになる前に見つかって良かったと心から思った(笑)。