『 なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。3 / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫
【あらすじ】
東方の港町アル・バイゼルに到着し、父親拉致事件の情報を追うアルティリエは、東方師団の連隊長と接殖。
捜査の協力を依頼するが、夫ナディルと父の不仲によって、厄介な誤解が生じていた。
アルティリエはそんな彼らに、得意の料理を振る舞うことに!!
一方、アルティリエ不在の王宮では、帝国から美貌の皇女が来訪。
ナディルに婚姻をほのめかし…!?
なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。3 (ビーズログ文庫)
- 作者: 汐邑雛,武村ゆみこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/04/15
- メディア: 文庫
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【感想】
シリーズ9作目。
東方の港町で公爵夫妻の行方を追う王妃ら一行。
その頃王宮では、帝国の皇女が国王夫妻へ謁見を申し入れてきて……。
いままで各章3冊ずつで終わっていたので今回も……と思ったら、終わってなかった!
(3章完結を見越して読み始めたのに!/笑)
主人公と国王陛下が夢の中でしか会えていないので、ラブラブ面ではちょっと寂しい。
対外的には陛下の隣に妃殿下がいるんだけどね。
アレはほら……ね(笑)。
帝国の皇女は思わせ振りな態度だった割に、あっさり退場したなぁ。
現在進行形で何か企んで、裏で画策してるんだろうか。
この王様には何をしてもムダだと思うけどね。
元敵国の軍人で、いまは聖職者のイーヴォン大司教が予想以上のおもしろじーさんだった。
出来れば今後も活躍して欲しい。
シオン猊下の見せ場を全部持っていきそうだけど。
公爵家の子どもたちは、アホな母親の行動のせいで今後ますます肩身が狭くなりそうだが、三男は自身の行動で忠誠を示し信頼を得ているので、きっとこの先も大丈夫だろう。
王妃によしよしされて泣くおにーさん、可愛かった。
それにしても公爵は、公爵夫人のどこをそんなに気に入ってるんだろうか。
三男の語る過去は、子どもを振りかざして思い通りにことを運ぼうとする卑怯者だしな~。
取り繕うのが上手い人だったんだろうか。
9巻のカバー下は、バイゼラ大聖堂の見取り図。