日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。8 / 竹村優希 』 角川文庫

【あらすじ】
新垣澪は、一流企業吉原不動産の子会社「第六リサーチ」の若手社員。
仕事内容は幽霊物件の調査で、憧れの丸の内OLとは程遠いが、気の合う仲間とそれなりに楽しく過ごしている。
リゾート開発を進めている本社からの依頼で、茨城県の海辺にある民宿に向かった一行は、泊まり込みで調査をすることに。
チーム唯一の女子として一人部屋を与えられた澪を訪ねてきた恐ろしい存在とは!?
オカルトお仕事物語、シリーズ初長編!



【感想】
1冊丸々ひとつのお話は初めて。
先が気になってあっという間に読み終わっちゃった。
もっと本が厚くなってもいいのよ!(笑)

今回は、吉原不動産からの依頼で第六メンバーは茨城の海へ。
本社依頼ということで高木くんも一緒に調査に行けるのは嬉しいけど、マメが……マメがぁぁ……(涙)。
まぁ、成仏という訳ではなさそうなので、次巻で解決することを切に望みます。
マメがいない第六なんてもう考えられないしね。
成仏するなら、澪が老衰で亡くなる時に一緒に逝けばいいのさ!

海辺でキャンプする一般人枠のリアムと伊原さんが、意外といい組み合わせで面白かった。
普段の伊原さんにはイラッとすることもあるけど、霊に動揺したり澪を励ましたりするトコはいいよね。
堂々と寄生宣言してたけども(笑)。

隆也さんは、いつかあそこに溜まった霊がすべて散ったらいなくなるのか。
それとも、あの海の守護者的な感じでずっと残るのか…。
消えるか残るかは分からないけど、残されたお母さんや広尾さんもいつか気持ちの整理がついて、穏やかな気持ちで彼を思い出せるようになったらいいな、と思った。