『 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 / 竹村優希 』 角川文庫
【あらすじ】
丸の内の巨大企業「吉原不動産」。
突如、後継者候補に名乗りをあげたのは、幽霊物件再生部署、第六物件管理部部長の長崎次郎。
実は御曹司であるものの、姓を変え、吉原家と距離を置いてきた彼がなぜ?
部下の澪は混乱するが、先輩の高木が、「次郎は呪いの標的になろうとしているのでは」と言い出す。
その呪いとは、吉原家の男性後継者は早死にする、というもの。
たまらず、澪と高木は調査を開始するが…。
予測不可能な第5弾!
- 作者: 竹村優希
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/08/23
- メディア: 文庫
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【感想】
このシリーズもいつの間にか5巻。
ここまで続くとは思わなかったけど、毎回しっかり楽しませてくれるので楽しみにしている作品。
今回、とうとう一哉さんと次郎が対面できたね。
どんな形であれ、会えて話すことが出来て本当に良かったと思う。
(この辺の展開も悪霊シリーズと似てたなーとは思ったけども)
一連の事件が解決しても、まだ半分近くページが残っていたので、実はやっぱりニコニコ協力的な彼が黒幕……?と再度疑ったのは内緒で(笑)。
いや、社長にそんな失礼な疑いなんて……あはは。
この5巻でシリーズ終了でも収まりは良さそうだけど、叶うなら6巻から第二部スタートという形で続いてくれたらいいな~と思う。
澪に気を使う次郎という珍しいモノも見られたし、4巻から参戦の晃くんは楽しいし、マメはやっぱり可愛いし、市松人形ちゃんはいい子だし。
うん、今回も楽しかったです。
作中、『インド』に絡めて話してた会話、くだらなくて2ヶ所とも笑っちゃったよ(笑)。