『 盲目の公爵令嬢に転生しました / 波湖真 』 レジーナブックス
【あらすじ】
日本人からファンタジー世界の住人に転生した、盲目の公爵令嬢アリシア。
前世は病弱で、人生の半分以上をベッドの上で過ごしたけれど…今世は、もっと自由気ままに楽しもうと決意。
全力で遊んだり、魔法の特訓をしたり、転生ライフを思う存分、満喫していた。
やがて月日は流れ、16歳になったある日、アリシアは、とある少女と出会う。
優しく明るい彼女と次第にうちとけていくアリシアだけど―
「アリシア様、そろそろストーリー通りに進めましょう?」
そんな気になる言葉を投げかけられて…。
- 作者:真, 波湖
- 発売日: 2020/03/27
- メディア: 単行本
【感想】
病弱で早くに亡くなった前世の記憶を持つ、盲目の公爵令嬢。
人生の半分以上をベッドで過ごした前世と違い、目が見えなくても自由に走り回れる今を楽しもうと、明るく前向きに、そして周囲に愛されて育つが……。
面白かった。
しかし、まさかの次巻に続く。
いつものことだけど、1巻って書いといて欲しい……(涙)。
ヒロインが転生したのはどうやら小説世界のようだが、本人はそれに気付かず新しい人生を謳歌。
婚約者の第5王子はヒロインが大好きで、ヒロインもヒーローが大好きで……と、ラブラブ面でも安心して読めた。
ヒーローを狙って姑息な手を使ってくる“物語のヒロイン”が、あらぬ噂でヒロインを貶めていくのが見ていてムカつく。
ヒーローは信じてくれたけどさ。
どうして誰も本当の顔に気がつかないの~。
次回はギャフンでザマァな展開が来てくれるといいなぁ……と期待しつつ、続刊を待ちます(´・ω・`)