日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 裏切られた盗賊、怪盗魔王になって世界を掌握する / マライヤ・ムー、今井三太郎 』 一迅社ノベルス

【あらすじ】
家族が囚われ、魔王討伐パーティに入れられた盗賊キース。
彼の活躍もあり魔王を無事に倒したのだが、キースを快く思わない国王や勇者たちに裏切られて殺されかけてしまう。
命からがら逃げのびたキースは、気がつけば禍々しい角が生え、大きなマントを携えていて……。
そして、スキルやステータスなど全てを盗む破壊と暴力の化身怪盗魔王に変身していた!!
前魔王の配下 【四天王】 と エルフ族、ドワーフ、オークなどの魔物を従え、 裏切った人間どもに鉄槌を下す!



【感想】
家族同然の盗賊団の面々を救うため、魔王討伐の勇者パーティーに協力した盗賊・キース。
しかし討伐後、彼に与えられたのは褒賞ではなく裏切りで……。

この手の復讐ものでは珍しく、あまり人が死なないお話だった。
盗賊(怪盗)らしい報復の仕方でよかったと思う。
一応、仲間を救うという彼の目的は遂げられたけど……このあと物語はどこへ向かうんだろう。
もし続くなら、今回全然出番がなかったヴィクトルにも活躍の場があるといいな。
神官・マリィとの今後も気になるところ。

最低最悪な国王&将軍なのに、キースに盗まれた後の2人が妙に可愛らしくて憎めないのが悔しい(笑)。