日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者 2 / 香月航 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
とある事情で王太子殿下アイザックの婚約者として雇われていた貧乏伯爵家の令嬢リネット。
契約を終えた彼女は、これで王宮のお掃除女中に戻れると思っていたのだけれど……。
魔術大国から来た第四王子をとっさに助けたせいで、なぜか彼から追いかけまわされることになってしまって!?
助けただけで連日会いにくるなんて、大迷惑です!
彼から逃げるためなら、喜んで男装して殿下の従者になります!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第2弾!



【感想】
お掃除女中改め王太子殿下の婚約者が、逞しくて可愛くて男前な話。

前回も甘かったけど、今回は更に糖度が高かった。
アイザックの独占欲と執着心はどこまで大きくなるのだろうか……。
そのうち、赤と紫以外のドレスや宝飾品は「他の男の色を纏うのか……」とか言って毎回ごねるようになりそうだ(笑)。
普段は武勇に優れ『獅子王子』や『剣の王太子』と謳われほどなのに、リネットが絡むと作戦をぶち壊しちゃうほどに冷静でいられなくなるのが見てて楽しい。
周りは大変だろうけど。

初登場のファビアン殿下は、最終的にリネットの強力な支援者になってくれたようだけど……如何せん第一印象が悪かった。
なぜ舐めるのだ……研究者としては味も確かめたかったのか…………?

リネットとレナルドが、なんちゃって兄妹ネタでじゃれあってるのも好き。
3巻の背表紙情報によると次回は本物のお兄様が登場するようなので、そちらとリネットとの掛け合いも楽しみだ。