『 にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者 3 / 香月航 』 一迅社文庫アイリス
【あらすじ】
ワケあり王太子殿下アイザックと相思相愛になった貧乏伯爵家の令嬢リネット。
婚約式の準備も着々と進められ、後はリネットの父からの婚約承諾書が届けばすぐにでも婚約できるはずだったのだけれど…。
父から「人違いではありませんか」という返信が届いただけではなく、王都へ来た兄からも反対されて!?
何で女装姿の兄さんに殿下との婚約を全面否定されなきゃいけないの!
兄さんより私の方が淑女だって見せつけて、殿下との婚約を勝ち取ってみせます!!
【感想】
リネットの実家に婚約を申し込む手紙を送った王太子アイザック。
しかし、帰ってきたのは思わぬ返答で……。
うちの妹を王太子なんかにやれるか~!と、お兄ちゃん殴り込みの巻。
何故か女装姿で。
しかも超似合ってる。
女装について経験談を語れる王太子の側近部隊がおかしい。
皆エリートのはずなのに……。
リネットの身体能力の高さの理由や、どんなに貧乏になってもとり潰されない伯爵家の謎が解明され、さらに今後はお兄ちゃんがお姉ちゃん姿でお勤めしそうな予感。
結婚前から小うるさい義兄上×2が出来て、殿下はちょっぴり大変そう(笑)。
社交界では公爵家、外交ではどこぞの第4王子、そして裏の情報網も味方につけたリネットはどこを目指しているのか……って、王太子妃か。
次巻で無事正式な婚約者になれますように……。
それにしても、組織の人たちがこないだの魔術で操られ騒動に巻き込まれなくてよかったね。
彼らが暴れてたらエライコトになってたわ。。。