『 溺愛社長と子育てスケッチ / 雨月夜道 』 ダリア文庫
【あらすじ】
妖怪が見える漫画家の莞介に起きた2つの出来事。
1つは、大企業の社長になった幼馴染みの久瀬との再会。
もう1つは、羽の生えた赤ちゃんを拾ったこと!
途方に暮れる莞介だが、久瀬の提案で、同居して一緒に子育てをすることに。
久瀬には、楓と名付けたその子が見えないけれど、家族のように暮らし始める。
昔と変わらず、人と違う自分を受け入れてくれて、頼れる彼に惹かれていく莞介は―!?
- 作者:雨月 夜道
- 発売日: 2020/02/13
- メディア: 文庫
【感想】
大企業の社長×人気急上昇中の漫画家。
子どもの頃に死にかけて以来 妖怪たちが見えるようになった受は、家族や友人から心の病や嘘つきだと言われてしまう。
そんな中、ただ1人信じてくれた攻に妖怪たちを見せたくてイラストを描き始めるが、攻の家庭の事情で離ればなれになり……。
人でない者たちが見えて会話が出来る受と、大切なものを壊され続けて心が凍り付いてしまった攻の再会&子育てもの。
2人とも家族に恵まれず、だからこそふうちゃんを中心とした“家族”が温かくてほっこりした。
『天使(?)のふうちゃん~』読んでみたい。
漫画の完結後、その後のふうちゃんの物語として番外的に再会編も出てたらいいな。
攻の義家族がもっと直接的に攻や受を攻撃してくるのかと思ったけど、意外と大人しかったわ。
義母・義兄・義弟が転落していくところを見たかった……。
そういえば、攻宅のポルターガイスト現象(笑)に悩んでいたコンシェルジュたちはどうなったんだろう。
いくら怖くても、留守宅で勝手に儀式したらアカンと思うよ~。
………と、感想を書いた後に読メの皆さんの感想を読んでいて、表紙のかっぱさんについての記述を読み……。
表紙を確認したら私の心も汚れてた!
ヤバイ!!