『 真面目腐男子くんの秘密がスパダリ社長にバレた理由 / 柚木ユキオ 』 セシル文庫

【あらすじ】
「『俺の尻穴は最強です』を一冊くれないか？」
嘘っ！誰か嘘だといってくれ！！
ここは同人誌即売会。
しかも男同士の熱い恋愛作品を描いたＢＬ本を販売している。
隠れ腐男子の夏也は人目につかないようにわざわざ関東から関西に来てまでスペースをとって販売しているというのに、目の前には取引先のイケメン社長。
…誰かっ、身バレしてないっていってくれ！

真面目腐男子くんの秘密がスパダリ社長にバレた理由 (セシル文庫)

【感想】
大手ファッションサイトを運営するイケメン社長×タオル販売会社のデザイナー兼営業。

腐男子で、BLを読むのも描くのも好きなゲイ受くん。
身バレ対策でわざわざ関西のイベントに参加していたのに、取引先の社長が客として訪れ新刊を購入してしまい……。

とりあえず、新刊タイトルの『俺の尻穴は最強です』を外で連呼するのはやめてください攻さん(笑)。
私もBLTLやらヲタやらを職場には隠して(昼休みに読んでるけど)いるので、受の居たたまれなさを思って同情したわ。

ノンケ攻が受にはまっていく話は好きなんだけど、秘書の助言が「好きか分からないなら、とりあえずさっさとヤっちゃえ」だったり、「その身体で仕事もらえるだろ」的な発言を繰り返す受の会社の社長とか、なーんか読んでてモヤモヤするんだよなー。
攻も前半はたまに引っ掛かる言動してたしね。

妄想するなら、街中で受が六五郎先生にばったり会って絡まれてるところに、偶然梶浦くんが通りががり……からの、六五郎×梶浦なんてどうだろう。
敵意バシバシのツンツン梶浦くんが、百戦錬磨(推定)な六五郎先生に堕とされてくのとかちょっと見てみたいわ～。