日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 妖精王と麗しの花嫁 / 橘かおる 』 カクテルキス文庫

【あらすじ】
「ずっと君に会いたいと思っていた」
魔導師のエリート養成学校教師・蒼史は、泉の畔で見惚れるほどの端整な男性・エウシェンを救う。
エウシェンは一時的な記憶喪失のようで、宿舎で療養することに。
魔力を回復させるには幻獣・金翅鳥の契約者である蒼史と抱擁することしかなく、実践するが「セックスしようというお誘い?」と口説かれて!?
押し倒され、淫らに赤く熟れたそこで受け入れ、力強い抽挿に蜜液を吐き出してしまい…。
妖精王×落ちこぼれ魔導師の溺愛。


妖精王と麗しの花嫁 (カクテルキス文庫)

妖精王と麗しの花嫁 (カクテルキス文庫)

  • 作者:橘かおる
  • 出版社/メーカー: Jパブリッシング
  • 発売日: 2020/01/18
  • メディア: 文庫


【感想】
結界で閉ざされた学園島に倒れていた記憶喪失の美貌の青年×魔導士の卵たちを教え導く学園の教師。

攻の正体がタイトルでバレバレなお話(笑)。
受を目の敵にしている同僚がいるものの、後半の反応を見ると差別意識は強いが死を望むほどではないらしい。
そんな彼の言動よりも、私は受の生徒3人組の方にイラッとした。
何度注意されても右から左に聞き流し、「悪戯なんだから笑って許してくれるよね!」と反省の色なし。
あげく、人命に関わる事態を引き起こして、今度こそ心を入れ替えた……かと思いきや、特典ペーパーを見た限りまだ同じことを繰り返してる。。。
攻×受は甘々なのに、子どもらが出てくるとしょっぱい気持ちになるという、なんとも複雑な読後感でした。

作中、受が綺羅をくれたのが誰だったのかを知る or 思い出すシーンがあったらよかったな~。
(読み飛ばしてたら申し訳ない……)
向こうの世界には綺羅のお仲間とかもいるんだろうか。
何だかんだと3人組に甘い受に代わり、攻や妖精界の面々が彼らを厳しく指導して分別のついた人間に育てて欲しいと思う。

初回特典のSSペーパーは、新婚さんな攻&受と、“悪戯”の罰を受ける3人組の話。

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 ↑サイン本でした。