『 あなたの心が聞こえる / 七福さゆり 』 オパール文庫
【あらすじ】
憧れていた弁護士・隼人の冷淡な態度に悩む向日葵。
不思議な雑貨店で買ったピアスをすると、心の声が聞こえるように!?
(彼女の胸の谷間に挟まれたい)
えっ! 私のことそんなふうに!?
驚きつつも嫌われていないと知り、勇気を振り絞ってデートに誘ってみたら、本性剥き出しのいやらしいキスをされてしまい―!
無口なエリートに溺愛される淫靡&ファンタジーラブ!
- 作者:七福 さゆり
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2020/01/08
- メディア: 文庫
【感想】
中学生の時、追い詰められていた自分と母親を救ってくれた弁護士に憧れ、弁護士事務所の事務員になったヒロイン×恩人の息子で、何故かヒロインにだけ冷たい弁護士ヒーロー。
表紙に『Fantasia』とあったので、オパール文庫でファンタジーもの??となりながら購入。
あとがきによると、新しくファンタジーラインが出来たらしい。
弁護士事務所、妖精さん、エロ、ダメ親父、魔法使い……カオスだ(笑)。
ヒーローについて、文中の表現は筋肉質で厳つくて無表情とあるのに、イラストが文系眼鏡なのが残念。
ガタイがいい強面くんが、可愛いパンケーキを嬉しそうに見つめるところを見たかったわ~。
ムッツリの見本市みたいなヒーローと、そんな彼の心の声に悶えつつもきゅんきゅんしちゃうヒロインという、とてもお似合いのカップルでしたわ。
ヒーロー氏の性癖はどこまで解放されてしまうのか……ちょっと心配(笑)。
ヒロイン父はなー。
こういう奴はDV男と同じで、一時的に反省して見えてもまたやらかすと思うんだよね。
この先、結婚式には呼ばず、子どもが生まれても会わせず……を貫いて欲しい。
下手に関わると、子どもにまで被害が及びそう。
実の娘を風俗に売ろうとする父親なんて、碌なもんじゃないわ。