『 真夜中の恋愛レッスン / 七福さゆり 』 エタニティ文庫
【あらすじ】
恋人いない歴=年齢を更新中の美乃里、二十八歳。
出会いはないし、恋愛できる自信もない。
そう思っていた矢先、ひょんなことから知り合った美女が、実は超美形男性だったことが発覚！
さらにはなりゆきで、その彼とお試しで付き合うことに。
すると、なぜかオネエのはずの彼に妖しいフェロモン全開で迫られて…！？
“夜の実践”まであるなんて聞いてないっ！！
おひとりさま女子とワケありイケメンの過激な恋のレッスン、文庫だけの書き下ろし番外編も収録！
【感想】
とある出来事がきっかけで男性不信となり、恋愛が出来ないネイリスト×ヒロインが痴漢から助けた美人お姉さん、改め女装の美形ヘアメイクアーティスト。
自称ゲイで、より完璧な女性らしさを身につけたいというオネエヒーローに丸め込まれ、お付き合いすることになったヒロイン。
男性に慣れるためと称し、あっという間に諸々経験させられてしまう。
実はヒーローの女装には理由があり、少々強引な手を使ってでもヒロインとお付き合いしたかったワケもあるのだが、それを知らないヒロインは自分の想いを自覚した瞬間に失恋決定(＝相手の恋愛対象は男性だから)。
落ち込んだり悩んだりする彼女が可哀想だった。
当て馬くんは、ヒーローの何気ない言葉に翻弄され、ヒロインに大事な場面で邪魔されて……と散々だったが、そんな同情を吹っ飛ばす勢いで切り替えが早くて笑った。
でもまぁ、幸せそうでよかったかな(笑)。
ヒロイン友人は例の彼氏と別れたようだが、ヤツには外出するたびに犬のウ●コを踏む呪いを贈りたい。
たった5ページの出番でここまでムカつかせるのはある意味すごい(笑)。
