日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ストーカー騎士の誠実な求婚 / 秋野真珠 』 ソーニャ文庫

【あらすじ】
下町のパン屋で働くエリーは、ある日、何者かに殴られて意識を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは、平民で構成された治安組織・衛士隊の控室で、目の前には衛士とおぼしきグレイがいた。
紳士的な彼にひと目惚れしたエリーは、それから何度もグレイと遭遇。彼に運命を感じていた。
ふたりの距離はやや強引に縮まり、熱い一夜を過ごすのだが…。
実は、彼が騎士であり、このところずっとエリーにつきまとっていたと知らされて―!?


ストーカー騎士の誠実な求婚 (ソーニャ文庫)

ストーカー騎士の誠実な求婚 (ソーニャ文庫)


【感想】
パン屋で働く孤児院育ちの庶民ヒロイン×ヒロインを熱く見守る騎士団長。

作家さん買い。
今回も残念ヒーローが非常に残念でよかった。

ヒロインをひたすらつけ回して見守るヒーロー。
ヒロインが仕事中は、パン屋の2階(店主夫婦の自宅)に窓から忍び込んで床越しに見守るヒーロー。
不法侵入のストーカーでも許されるのは、やはりイケメンだからか……(笑)。
騎士団の面々も、爽やかに見えてヒーローと類友の香りがプンプンするので、ぜひ彼らの話も読んでみたい。
もちろん、お兄さんたちもお待ちしておりますよ。

監禁願望のある正義のストーカー騎士がいつか父親になったら、男の子ならヒロインを巡るライバルとして大人げない戦いを繰り広げヒロインに叱られ、女の子なら自分以外の男を近付けまいと過保護を極めヒロインに叱られ……な未来を想像し、ちょっと楽しくなりながら読了しました(* ̄∇ ̄*)