『 恋膳王子は新米猫をほっとけない / 榛名悠 』 ルチル文庫
【あらすじ】
急遽祖父の旅館、“しののめ屋”を継いだ元・占い師の陸。
みんなの期待を無駄にできない!と陸は勘違いで用意されていた女将の着物で颯爽と接客。
けど生来のドジっ子で失敗ばかりの陸に、先代の祖父を尊敬する板前・天方の態度は厳しかった。
やがて陸の旅館への熱い思いを感じ、天方は頑張り屋だけど危なっかしい陸が可愛くて放っておけなくなり!?
- 作者: 榛名悠,六芦かえで
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2019/10/17
- メディア: 文庫
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【感想】
旅館の板前攻×女将代理の元占い師受。
温泉旅館を経営する祖父が急逝し、祖母(女将)が倒れたことで“女将代理”として旅館を手伝うことになった受。
しかし、張り切る気持ちは空回り失敗続きの受に、お前は旅館を潰すつもりかと攻に怒鳴られてしまい……。
にゃんこ買い。
3匹の看板にゃんこ娘がいる旅館……いいなぁ。
序盤の受のどじっ子ぶりにイラッとしたけど、私以上に強く苛立ちダメ出しする攻を見て逆に冷静になれた(笑)。
にゃんこ達があまりに人間的なのは気になるが、こうしてにゃんこに接待して貰えたら幸せだよな~とも思う。
巻末の攻視点の短編を読んで、攻も受も同じようなタイミングでタマコの匂いを嗅いでたんだな~と笑ってしまった。
タマコ頑張れ。