日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 愛を与える獣達 『番』と獣は未来を紡ぐ / 茶柱一号 』

【あらすじ】
獣人が支配する世界(しかも♂しかいない!)でチカは、熊族の騎士・ゲイルと獅子族の王弟ダグラスに愛し愛され、五人の子宝にも恵まれて幸せな日々を送っていた。
ある日、レオニダス現国王の伴侶であるキリルから、チカが最初に捕まった地・キャタルトンでヒト族が大変な目に遭っていると聞かされ、彼らを救いたいと強く願う。
猛反対だったダグラスとゲイルだが、チカのまっすぐな想いには勝てず、自ら指揮を執ることになり…!?
150P近くの大量書き下ろし表題作+ここでしか読めない巻末書き下ろしに加え、web発表の番外編も含む大人気シリーズ3冊目。


愛を与える獣達 『番』と獣は未来を紡ぐ

愛を与える獣達 『番』と獣は未来を紡ぐ


【感想】
シリーズ3作目。
今回はほぼ番外編集といった感じ。
チカのお子さまたち含め、登場人物が多すぎて何度も巻頭の人物紹介に戻りながら読んでいたよ(笑)。

パパから顔&性格&愛の重さを受け継ぎ、バージルおじいちゃんからの助言(?)で暴走するベルクくんが好き。
ヨファくんもベルクの膝が定位置になるのね……(笑)。
この話はベルク目線でも読んでみたい。

ウィルフレドの話はとても辛かったけど、あのまま死んで復讐を果たして終わり……にならなくて良かった。
やっぱり皆に幸せになって欲しいもんね。

グランツくんは、人物紹介の絵が賢そうだったから、ミンツの教育の成果で凛々しく賢く育ったのね!と油断してたらアカンかった。
まんま、グレンJr.だわ(笑)。
盛りのついた駄犬の躾は……難しそうだね~。
というか、ここがCPになったのか!とちょっと意外だった。

表紙や裏表紙を見た感じ、次巻はヒカルとテオ、スイとガリウスがメインなのかな?
このシリーズは表紙や挿絵もとても好き。
ただ、チカに2本のシーンは、人体の構造(つーか大きさ)的に惨状になりそうで怖いっス(笑)。