日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 イタズラな紳士の溺愛レンタル恋人 / 真崎ひかる 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
清楚で生真面目な箱入り孫息子・紫苑は、日本画家である視力の衰えた祖父の代わりに、密かに絵筆を執っていた。
それを、辣腕で男前の美術商・徳永に「君の絵には艶がない」と見破られ、そのまま羽のようなキスをされる!
勢いで、徳永に恋愛の色香を教えてもらうことになり、完璧なエスコートで刺激的な毎日を送る紫苑。
だが、徳永と友人の意味深な会話で、これは期間限定の恋だと思い知らされる。
傷ついた紫苑は「さっさと体に教えてほしい」と徳永を挑発してしまい―!?


イタズラな紳士の溺愛レンタル恋人 (角川ルビー文庫)

イタズラな紳士の溺愛レンタル恋人 (角川ルビー文庫)


【感想】
美術商×高名な日本画家の孫。

視力の落ちた祖父に代わり、祖父の名で絵筆を執る受。
そのことを指摘しながらも仕事を依頼してきた攻に、受の画に足りないもの=艶・色気を得るための期間限定恋人となる事を提案される。

遊び人攻が面白半分に清廉無垢な受を誘い、いつの間にかミイラ取りがミイラに…なお話。
受の言動が浮世離れしているためか、ストーリーにもあまり起伏がなくさらっと読み終えてしまった。
『遊び相手』の意味を勘違いしている受が攻の遊び相手になりたがるとか、受の親が出てくるとか、もう少し何か“波風”があってもよかったな。

端々に攻の遊び人ぶりが見受けられ、攻受どちらにも感情移入出来ずに読了してしまった。