日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 魔女は紳士の腕の中 / 山野辺りり 』 ソーニャ文庫

【あらすじ】
幼い弟を庇い、継母からの虐待を一身に受けるクリスティナは、不貞を働く継母と司祭に嵌められ、魔女として地下牢に囚われてしまう。
だがそこへ、初恋の人・イシュトヴァーンが現れる。
かつて突然、連絡を絶った彼。
7年ぶりの再会に、クリスティナは継母たちの罠ではないかと訝しみ、彼を拒絶するのだが―。
「君の身体を確かめて、魔女じゃないことを証明してあげる」
妖艶に微笑むイシュトヴァーンに牢から連れ出され、強引に純潔を奪われて…!?


魔女は紳士の腕の中 (ソーニャ文庫)

魔女は紳士の腕の中 (ソーニャ文庫)


【感想】
義母から弟を守るため、魔女の濡れ衣を着せられても無言の誓いを守り続ける領主の娘×ヒロインの幼馴染の伯爵家令息。

母亡き後に父が再婚し、義母となった女に鞭打たれ虐待されるヒロイン。
ヒーロー一家との交流も絶え、たった1人で身を挺し弟を守る彼女は、ある晩義母の秘密を知ってしまい……。

作家さん買い。
ヒロインは義母に脅され話すことも筆談も禁じられているので、252ページまでヒーローとの会話はナシ。(喘ぎ声は山盛りだけどね!)
無言縛りの発想は面白かったけど、ストーリーというよりヒーローがご無体を重ねる様子やヒロインの心の中の迷いや葛藤が主なので、『物語』が読みたい私としては少々物足りなかった。

義母&司祭は因果応報というか、まあそうなるよね……な末路で良かったのだが、ヒロイン父が赦されて普通に暮らしているのがなんだか納得いかない…。
私の心が狭いのだろうか(´・ω・`)