日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 契約蜜婚 ~冷徹な御曹司に溺愛されています~ / 西條六花 』 マーマレード文庫

【あらすじ】
義従兄に力ずくで迫られ実家を飛び出した穂乃花は、有能な上司・諏訪に声をかけられる。
悩みを打ち明けると「お互いの利益のために契約結婚をしないか?」と冷静な態度で誘われ、彼を信頼して同居をすることに。
諏訪が創業者一族の御曹司だと知り驚くが、風邪で倒れた彼を必死に看病した穂乃花は「俺は君が可愛い」と初めて甘く熱い告白をされて!?



【感想】
義母の甥に襲われ家を飛び出したものの、行く宛もなく途方にくれていたヒロイン×持ち込まれる縁談の数々に嫌気がさし、ヒロインに契約結婚を持ちかけた上司ヒーロー。

読友さんのレビュー買い。
月初の忙しさを甘い話で乗り切るべく購入したのだが、ヒロインの境遇がなかなかビターであった。
まぁ義母としては、結婚したら旦那は海外に行っちゃって、血の繋がらない娘の世話係としての結婚だったの?とか、毎年前妻の誕生日と命日に夫と娘が自分だけ置いて食事に行ってる……とか、色々と気持ち的にキツかったのかもしれんけども。
だからって、お金のことや甥のことは別問題よね。
継子にあたるんじゃなくて、旦那と話し合えばよかったのに…。

ヒロイン視点とヒーロー視点が交互にあるので、2人の気持ちの変化が分かりやすい。
恋愛も結婚も興味ない……と言いながら、あっという間にヒロインを意識し出すチョロインならぬチョロヒーローの心の動きがよくわかった(笑)。

マーマレード文庫って朝チュンが基本かと思ってたんだけど、TLほどしつこくないものの閨シーンが描かれててちょっと驚いた。
私がマーマレード離れしてる間に大人女子から希望があったのかしら(笑)。