日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 藤平くんは溺愛したい! / 春日部こみと 』 ソーニャ文庫

【あらすじ】
池松縄文乃は、華やかな見た目とは裏腹に運命の“理想の人”を探し求める夢見がちな乙女。
そんな彼女が一目で恋に落ちたのは、オネエ口調のイケメン税理士・藤平成海だった。
惹かれ合っているはずなのに、何故か文乃を拒む彼。
けれど、やがて想いは伝わって…。
「僕を諦めないでくれて、ありがとう」
蕩けるような愛撫で何度も絶頂に追い込まれ、情熱的な一夜を過ごした文乃。
だが彼には、“女の子デストロイヤー”という異名があって―!?


藤平くんは溺愛したい! (ソーニャ文庫)

藤平くんは溺愛したい! (ソーニャ文庫)


【感想】
一生に一度の恋、死ぬまで添い遂げられる“理想の人”を探し求める恋愛経験ナシのヒロイン×オネエ口調で女子力の高いイケメン税理士。

『勝負パンツが隣の部屋に飛びまして』のスピン。
前作ヒロイン&ヒーローが何度も出てくるので、パンツを読んでからの方が楽しめると思う。

『勝負パンツ~』はラブコメだったが、今回は少々シリアス風味。
セクハラパワハラ三昧の社長にも苛ついたけど、その数段上をいく“彼女”の気持ち悪さよ…。
ヤンデレメーカーな事故物件ヒーロー、今後は面倒見の良さもイタリア人な言動もヒロインだけに向けて、平和に過ごしてくだされ。

パンツのヒーロー(←言い方)も今回のヒーローも、ヒロインを囲い込んでズブズブに甘やかして、自分なしではいられなくしたい料理上手なスパダリ氏ということで、なかなか楽しく読めました。
そのうち藤平姉がヒロインとかでスピン作品が出るんだろーか(笑)。