日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 オネエな伯爵と臆病令嬢の婚約者ごっこ / 白柳いちか 』 ヴァニラ文庫

【あらすじ】
男性恐怖症のフィオナに紹介されたのは高名なデザイナーでもある伯爵セオドア。
ドレスの着心地を追及するため、普段は女装をしているセオドアにフィオナも親しみを覚えていく。
しかし、ある日、男性の姿で現れたセオドアにフィオナは甘く迫られる。
「こんな風に男の形をしていても触れても平気?」
彼からの濃厚な口づけにフィオナはときめいて!?


オネエな伯爵と臆病令嬢の婚約者ごっこ (ヴァニラ文庫)

オネエな伯爵と臆病令嬢の婚約者ごっこ (ヴァニラ文庫)


【感想】
逞しく男らしい男性に恐怖を感じてしまう侯爵令嬢×自身の作るドレスの着心地を確かめるため、普段は女装しドレスを纏っている美しいオネエ系伯爵。

面白かった。
TL界では貴重な、ヒロインの気持ちが追い付くまで手を出さない紳士なヒーローだったよ。
他の方の感想にもある通り、濡れ場ナシでよかったのに!と思うくらいに可愛らしいカップルでした。

自分に関係のない外部の事情に巻き込まれ、幼い頃も現在もヒロインが散々な目に。
昔の事件がなければヒロインのお相手になっていたかもしれない“彼”にも、相応しい相手が現れればいいなと思う。