『 守銭奴騎士が俺を泣かせようとしています / 滝沢晴 』 Ruby collection
【あらすじ】
王国騎士団のドS騎士×涙が魔石となる特異な若者の、痛快バディラブ!
城下町にある酒場の息子リュートは、感情による涙が魔石になるという秘密があった。
魔石は国力を左右する貴重な石。
そんな重要な秘密を、店の常連で「守銭奴」で有名な王国騎士副団長のアドヴァルドに知られてしまう。
「今日から俺のためにいっぱい泣いてもらう」。
秘密と引き替えに婚約者(!?)にされてしまったリュートは、初夜からあの手この手で泣かされてしまい…!?
守銭奴騎士が俺を泣かせようとしています (Ruby collection)
- 作者: 滝沢晴,結川カズノ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: 単行本
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【感想】
とある事情で大金を必要としている守銭奴騎士×感情による涙が希少な魔石となる酒場の息子。
読み始めて気づいたが、web版既読。
ルビーもwebから書籍化の時代か……。
作者が濡れ場を書きたくて書き始めたお話なので、Hシーン多め。
アホの子な受が攻以外から性的に酷い目にあうのが痛々しくて辛い。
攻とも無理やり始まりな関係だが、絵本を読み聞かせてあげたりご飯を作ってあげたりと彼なりの優しさが見える。
受を奪われたことで自分の気持ちを自覚し、そこからは利用できるものは全て利用して受を取り戻そうと爆進する攻が良かった。
受の父親の正体と、受け継がれた力を思うと今後も他国から狙われそうだが、受を溺愛する攻が最強の男なのでそっちは大丈夫そう。
五万回以上(笑)も結婚してくれと懇願する攻と、そんな彼を大切に思いながらも容赦なく初志貫徹な受との関係が微笑ましくて好きだ。