日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 婚約破棄、したはずですが? ~カリスマ御曹司に溺愛されてます~ / 栢野すばる 』 マーマレード文庫

【あらすじ】
婚約破棄をきっかけに家を出て、海運会社で働く七倉綾。
ある日、突然の人事異動により常務取締役の秘書に任命される。
そこで常務として紹介されたのは、かつての婚約者・黒崎湊だった。
幸せだった当時と変わらぬ優しさで接してくる湊に、綾は忘れようとしていた恋心が揺れ動く。
お互いの言葉の誤解を解くことで、止まった二人の時間が再び動き出し…。


婚約破棄、したはずですが??カリスマ御曹司に溺愛されてます? (マーマレード文庫)

婚約破棄、したはずですが??カリスマ御曹司に溺愛されてます? (マーマレード文庫)


【感想】
相手を好きだからこそ、愛のない結婚には耐えられないと婚約破棄した旧華族の末娘×婚約者が好き過ぎて全て自分で解決しようとした結果、誤解され婚約破棄された大企業の御曹司。

作家さん買い。
誤解からの両片思いもの。
でもすぐに両思いになるし、2人の仲を裂こうとする親族もライバルも出てこないので、ショボい嫌がらせはあるものの平和なお話だった。
ヒーローもヒロインも、仕事をキッチリこなしつつ相手に想いを伝えようと努力しているので、ストレスなく楽しめる。
(再スタート時のヒーローの公私混同はノーカンで/笑)

頼りなく見えるヒロインが実は芯が強く、万能に見えるヒーローがヒロイン相手だと可愛らしくなってしまう……っていいよね。
そうだよね、ヒーローもまだ20代だもんね。
ドキドキムラムラするよね(笑)。

両方の視点で物語が進むため心情が分かりやすく、安心仕様。
初めての夜は朝チュンなので、汚れた私は久しぶりに健全な恋愛小説を読んだな~と思った次第(笑)。