『 ヒーロー専務と熱愛スキャンダル / 御堂志生 』 ガブリエラ文庫プラス

【あらすじ】
酒造会社に勤める秋月美水はある朝、幼馴染みで上司の瀧川綾人と共にマスコミに取り囲まれる。
御曹司でありながら特撮ヒーローの俳優を演じる綾人の正体がばれたのだ。
彼は皆の前で美水を婚約者と紹介。
とまどいつつ話を合わせた美水と二人きりになった途端、口づけてくる。
「今まで手を出さずにいてやったんだ。婚約した以上好きにさせろ」
ずっと好きだった綾人との初体験に悦びを覚えた夜。
だが彼には女優と熱愛の噂があり！？

ヒーロー専務と熱愛スキャンダル (ガブリエラ文庫プラス)

【感想】
酒造会社に勤める杜氏の娘×会社の跡取りで俳優の顔も持つ御曹司。

幼馴染同士。
専務と秘書として働き同居しながら、ヒーローを密かに想うヒロイン。
老舗の蔵元御曹司が特撮ヒーローだった！とマスコミにリークされたことから、ヒロインの日常とヒーローとの関係が変わっていく。

酒蔵と特撮って変わった組み合わせだよな～と不思議な気分で読了。
私が子どもの頃は宇宙刑事とかサンバルカンとかだったよ(笑)。
よいこのおともだちなヒーローを巡る大人のドロドロ事情が怖い。

ヒーローがヒロインに事情を説明せずに色々進めていて、ヒロインも私も置いてけぼり感が……。
ヒーロー視点もあって、ヒロインへの気持ちを描かれているにもかかわらずイマイチ甘さを感じられなかったのが残念。

初回特典SSペーパーは、新婚のヒーローが再度舞台に立つ話＆DT疑惑の真相(笑)について。