日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 好きでなきゃいけない / 椎崎夕 』 ルチル文庫

【あらすじ】
フリーターの森野一陽は自転車便のアルバイト中、届け先で倒れていた造形作家・日比野恭輔を助ける。
その後、とある事情からあまり人に信用されない環境下にいる一陽を気にかけてくれるようになった日比野。
甘えてはダメだと思いつつも心が解けていくのを感じていた一陽だが、そんな変化をよく思わない幼なじみ兼同居人に段々と追いつめられて!?


好きでなきゃいけない (幻冬舎ルチル文庫)

好きでなきゃいけない (幻冬舎ルチル文庫)


【感想】
自宅で倒れていたところを配達に来た受に助けられた造形作家×諸事情で周囲から完全に孤立し、一緒に暮らす幼馴染に強く執着され身体の関係もあるフリーター。

中学生の時に事故で両親を亡くし、幼馴染の家に引き取られた受。
いまは大学生となった幼馴染と2人暮らしをしているが、その関係は歪んだもので……。

誰からも信じて貰えず、全てを諦め理不尽を受け入れるしかない受の環境がつらい。
ただ、幼馴染があそこまで歪んだ原因は受の対応のマズさにもあったと思うので、“触られた痕が気持ち悪い”とまで言うのはどうなのかな~と思った。
勿論、幼馴染がしたことを正当化するつもりはないけどね。

自分に自信がなくて目を離すと何処かへ消えてしまいそうな受の相手は、大人な包容力と優しさで守って癒してくれる人がいいんだろうな~と攻を見ていたら、かなり独占欲が強くてヤキモチ焼きで、なんとなく幼馴染くんと同じ匂いが……(笑)。
まぁ、攻には邪魔して正道に戻してくれる悪友もいるし、ヤンデレコースには……多分突入しないだろう。
多分……(笑)。