『 悪役令嬢は旦那様を痩せさせたい / はいあか 』 Mノベルス
【あらすじ】
第二王子の婚約者戦争に挑んだ、気が強くまっすぐな性格の伯爵令嬢カミラ。
しかし王子は別の令嬢を選び恋に破れたあげく、婚約者の手によって悪役に仕立て上げられた。
国外追放は免れたカミラだが、その罰として醜く愚鈍で『沼地のヒキガエル』と噂される辺境の領主・アロイスと結婚させられる羽目になり――!?
小説家になろう発!
不器用で感情豊かな悪役ヒロインが奮闘する、大人気悪役令嬢ストーリー、 書き下ろしたっぷりで待望の書籍化!
- 作者: はいあか,くろでこ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2019/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【感想】
王子を巡ってヒロイン系令嬢と争い、負けて悪役令嬢にされた主人公。
悪行の罰として『沼地のヒキガエル』の通り名を持つ辺境の領主に嫁ぐよう命じられ、僻地に送られて……。
とりあえず、これ1巻だよね?
次巻に続く、だよね?な終わり方だった。
主人公は浅慮で短慮な気位の高い猪娘。
コレを陥れるのは楽チンだったろうなぁ……。
主人公がしょっちゅう感情的になってわめき散らすので、読んでてちょっと疲れてしまった。
領主様のダイエットに取り組む中で2人に色々芽生え、領内の問題も一緒に解決していって……な話かと思ったが、いまの時点では、痩せさせようとするのは王都の連中を見返すための道具にするため……という感じで、主人公に好感を抱くこともないままに読了。
他作品の悪役令嬢と違って、知識も作法も並以下なのも残念。
領主の記憶の件や過去の事故、ヒロイン系令嬢の野望や王子の能力など今後の展開は気になるものの、出てくる人のほとんどがカリカリトゲトゲしてて、読むと疲れるので続刊が出ても読むかは未定。
……それにしても、罰として嫁にとか、領主様sideからしたら失礼な話よね。
こっちこそどんな罰ゲームだよ、って話だわ。