日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 警視庁陰陽寮オニマル 鬼刑事VS吸血鬼 / 田中啓文 』 角川ホラー文庫

【あらすじ】
「この庁舎内に鬼がいる」
真剣な顔で告げる陰陽師ベニーに、鬼丸は正体を隠し続けることに限界を感じ始めていた。
そんな中、万博工事関係者の連続失踪に、吸血鬼が関与していることを突き止めた小麦早希が音信不通に。
鬼丸は、謎の少女ヒョウリから小麦発見の通報を受け、邪気が漂う新宿御苑に向かうが、そこでは、“真怪・家康の首”による悍ましい“吸血の儀式”が始まろうとしていた。
ついに最終決戦! 陰陽寮チームの運命は?



【感想】
シリーズ(第2シーズン)完結巻。

前巻から引き続き吸血鬼事件の捜査を……ではなく、天狗事件と刺青般若、そして吸血鬼との三本立てだった。
天狗の殺人は、ものすごーく運頼みの犯行だったね。
狭いロープウェイ内で色々やってるのを想像し、なんか金田一少年でありそうだなぁ……と思った。

アメリカ帰りの優秀な刑事で陰陽師、という設定なのに残念感漂うベニーくんと、彼が大好き(笑)な鬼で刑事な鬼丸氏。
第2シーズンはこれで終わりだけど、またいつか続きが出そうな気がする。
太古の生物や宇宙人の次は、平行世界とか出てきても驚かないぞ、私は。