日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 密林の彼 / 小林典雅 』ディアプラス文庫

【あらすじ】
テレビ番組制作のため先住民・ダヌワ族の暮らす熱帯雨林にやってきたADの青山。
そこで出会った研究者の月ヶ瀬は、ジャングルに似合わない涼しげな美貌の持ち主だったが、驚くほど毒舌で、虫にもひるまない逞しい人だった。
性に大らかなダヌワ族の中で共に過ごすうち、意外に純情で寂しがりやな月ヶ瀬のことが気になって仕方なくなる青山だが…?
年下攻スイート・ジャングルブック


密林の彼 (ディアプラス文庫)

密林の彼 (ディアプラス文庫)


【感想】
テレビ番組制作でジャングルを訪れた新米ワンコAD×先住民の研究のためジャングルで暮らすツンデレ研究者。

おおらかで順応性の高いワンコ攻と、ツンデレ美人で弓矢で蛇を退治して朝食にする受という、暗さの欠片もない楽しいBLでした。
あとがきを見て、そうか……最初昆虫は生だったのか………と受のワイルドさに戦慄したわ(笑)。

現地の皆も気持ちのいい人ばかりで、穏やかな彼らの生き方もいいなぁ……と思ったよ。
ダヌワの風習やオープンな生AVには動揺しそうだが(笑)。
究極の遠恋を物ともしない攻の一途さも気持ち良かった。

購入特典ペーパーは、お付き合いが始まってからの短い逢瀬のお話。
5時間のために日本から飛んでくる攻はすごい。
そして、べた惚れなのにそれを上手く表に出せなくて、心の中で舞い上がったり反省したり照れたりしてる受が可愛い。